11月15−18日

15日の土曜の夜、ランニングのあとに胃が引きつる感覚があり、そういうことは運動後によくあるのでそのまま風呂に入って寝ようとしたが、なかなか眠れず、静かに胃に引っ張られるようにすたすたとトイレに行き吐いた。なんだか現実味がなく、まだウイルス性胃腸炎だとは信じられず疲労による胃けいれんのようなものだろうと思ったが、いちおう居間のカーペットの上に毛布を敷いて妻と離れて寝ることにする。結局吐いたのはその一度きりだったのだが、しばらくすると腹痛もないままこれも静かにお腹を下し、朝までトイレと床を往復する。起きてきた妻に説明し、日曜は一日ベッドに寝させてもらい、こんどは彼女が居間に布団を敷いて寝る。お腹の症状はひと晩で収まったが熱が出てきて、一時は39度を超えた。月曜にようやく病院に行ったときには治りかけていたが、いちおうコロナとインフルエンザの検査を兼ねて受診する。小さな病院の1台ぶんの駐車場がパテーションで区切られ、そのなかのスツールに座っていると受付、看護師、医者がかわるがわるやってくる。こちらがホストになったようだ。室外なのに体が火照って汗が止まらないのでダウンベストを脱ぐ。医者は立ったまま、検査も陰性だしコロナやインフルなら喉に症状が出る、ノロだろうと言って去った。向かいの小さな薬局では、白衣も着ていないおじさんがカウンターに座り客に知り合いの家の裏山の孟宗竹を刈ることを頼まれたが、刈ってどうするのかという話をしている。そのおじさんからカロナールと整腸剤をもらう。

今朝、つまり19日の水曜の朝、ベランダに煙草を吸いに出て、自分がいま本当に空っぽであることに気がついた。『置き配的』が出て、憑き物が落ちたのだろう。それにしても奇妙な浮遊感のある胃腸炎だった。これから何をしようと思ったが、何もわからなかった。

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カテゴリー: 日記