11月21日

朝まで大和田さんと黒嵜さんと通話していて、起きたら昼だった。大和田さんが、子供が生まれて生活のなかで作品に関係のないものができたと言っていて、そういうことが起こるのかと思った。彼は子供自身にも、仲良いけど、誰とでも仲良くなれるんだよなと思うと言っていた。自分がいないと死ぬけど、それは「儚さ」ではなくて、そういうこととはべつに子供は子供で自立している。そういう関係のなさはたしかにありそうだと思う。

夜、フィロショピーのエッセイ講座。それっぽいテーマの罠と2000字の壁について話す。800−1000字であれば末尾に問いを反語的に投げかければやり過ごせるが、2000字になるとその問いを転がすという作業が必要になってくる。ふたつのスケールは構造的に違う。その壁をどう越えるか。文体面だけで言っても、800字程度であればそれっぽい体言止めや主語の省略といったセンテンス単位の雰囲気作りが通用するかもしれないが、それで2000字書くのはモデル歩きで富士山に登るようなものだ。

最後に、これから最終課題を書くわけだが、「これっきり」と思って書かないでほしいと話した。「いまの自分はこれ」と切り離すこと自体が練習だし、書くということは書き続けることだから。次回は「ひとりの人間であること」の使い方の話をしようかな。

投稿日:
カテゴリー: 日記