日記の続き#281

疲れていたのか、はっきりしない一日だった。夕方になってようやく作業をしに外に出て、関内のベローチェに入った。近所には幸いいくらでも煙草が吸えるカフェがあるが、そのうちどこを選ぶかというのは時間や予想される混み具合や飲みたいものや作業と机の広さの兼ね合いや、妻が一緒かどうか、あるいは夏であれば冷房が強すぎないかといった条件群と照らせばおのずとひとつに定まっていく。ベローチェで『哲学とは何か』を読み返していたところで、日記ワークショップの趣意文の締め切りだったことを思い出してstoneで書き始めた。結局600字ほどを書くのに1時間以上かかってしまって、僕は変なところで真面目だなという気持ちと、仕事だが作品ではないこういう文章を書くのも好きだなという気持ちが一緒になってやってきた。帰って鮭と舞茸の粕汁を作って、塩鯖を焼いて、納豆のパックを出して食べた。